しゃすら店長日記
スイスのクリームも・・・恐るべし。
毎回毎回、スイスでは美味しいものにたくさん出会っていますが、今回特に美味しかったものは、これ。ヴォー州世界遺産ラヴォーの段々畑のど真ん中にあるレストランでいただいたデザートです。
苺のババです。このひと皿全体が美味しかったことには違いが無いのですが、一番感動したのは、添えてあるホイップクリームでした!!口に入れたとたんに・・・「うわあああ~~~!こーんなに美味しいクリーム、ほんとうに生まれて初めて!!!」
なんて表現したらいいのでしょう・・・牛乳の新鮮さが純粋さが身に染みてわかるのです。こんな牛乳を使っているのだからチーズも美味しいし、ミルクチョコレートだって美味しいに決まってますね。日本では、いただいたことない「新鮮さ」を感じました。すぐそこにいる牛から取ったばかりのミルクといった感じです。
食べることのできたホイップクリームの総量は、多分、大さじ2~3杯分ぐらいしかお皿に乗っていなかったと思いますが、おそらく一生、この新鮮なクリームの美味しさを忘れることはできないと思います。リキュールに浸された苺のババロアと一緒にクリームを味わった時の感動たるや!大げさではなく、ほんとうに魂までがうち震えるような感動、心に刻み込まれます。
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5年前でした・・・これに似た感動を覚えたことを思い出しました。やはり、スイスのヴォー州、山の上の小さな町レザンで食べたクレーム・ドゥーブルです。
小さなバケツ型の容器に入っています。Laitier 乳製品屋さんというのがあって、牛乳からヨーグルト、チーズに至るまで乳製品全般を扱っています。このクレーム・ドゥーブルは、傷みやすいようで、厳重に冷蔵庫に保管されていました。入荷も少ないようです。
クレーム・ドゥーブルを売っている乳製品屋さんで同じように売られている「メレンゲ」。これを一緒に食べるのがスイスの代表的なデザートということを教わっていたので、その通りにしてみました。
乾燥していて軽くてパリパリしています。
メレンゲをお皿に乗せて・・・その上に、今買って来たばかりの新鮮なクレーム・ドゥーブルをもっさりと乗せます。ただそれだけ。メレンゲにお砂糖が入っているので、クリームはそのまま、買ってきたままです。クリームをかけ足しながら、フォクーでメレンゲをザクザク割って、一緒にいただきます。あああ~天にも昇る美味しさでした。一生、忘れないよ。