スイス・ドイツ語圏からも、スイスのトップワインが新入荷しています。ワイナリー当主は、ドイツ国境近くのヴァインフェルデンにある1784年創業のワイン生産者シュロシュグット・バシュトベルの8代目当主ヨハン・メイエ氏です。この地は、とても高品質なピノノアールの産地としても有名です。ヴォー州、ヴァレー州など、フランス語圏のピノノアールとはまた違った味わいのピノノアールをお楽しみいただけます。
このドメーヌでは、ピノ・ノワールのクローン別に、No.1からNo.4というワイン名にして、4種類のピノ・ノワールを造っていますが、このワインは、そのNo.1ということです。地元スイス由来のクローンだそうで、そのためか、どこか鄙(ひな)びて、里山の郷愁を感じるようなピノノワールに仕上がっています。
ワイナリー:Schlossgut Bachtobel シュロシュグット・バシュトベル
生産年度:2022年産、内容量:750ml
ブドウ品種:ピノ・ノワール種100%
アルコール度数:12.7%
有機酸量:6.0g/l pH 3.46
ブドウ畑:畑のある丘陵地は、上層が礫(れき)岩と砂岩で形成された淡水砂地と、その下層の氷河堆積土壌で構成されている。土壌的には砂混じりの粘土質に分類される。石灰の含有量と化石部分は、ブルゴーニュ地方の土壌に非常によく似ている。
<ワイン醸造について>果実味豊富なこのピノ・ノワールは、比較的低温での発酵を施され、赤い果実味のきいた風味を内に秘めています。ブドウ果汁は、800リットルの木樽で発酵されます。3~4日後、タンニンの渋みを最小限度にのみ抽出するよう圧搾されます。木樽の調子が、果汁を圧倒してしまうことのないよう、果汁の色調の安定と熟成のために、酸素を果汁に残しつつ、おおよそ3か月の間、ブルゴーニュの樫の旧樽で寝かされ、その後、熟成の仕上げのためにステンレス槽に移されます。
<ワイナリーについて>Schlossgut Bachtobel シュロスグット・バシュトベル
1784年創業の現在8代目の老舗ワイン生産者。ドイツとの国境近く、WeinfeldenヴェインフェルデンのOttenberg村の丘の中心地に6ha の畑を所有。
エレガントで生き生きと、はつらつとしたワイン、生産地の土壌や気候を反映し、熟成を楽しむことのできるワイン造りを目指している。除草剤、殺虫剤、化学肥料は一切使用していない。