ワインジャーナリスト・お客様の声
スイス稀少固有品種の「アミーニュ」をご紹介いただきました。
日本のトッププロフェッショナルが最近気になるワインや最新のワイン情報を毎週配信していらっしゃるという、ワインWEBサイト「SOMETIMES」https://www.sommetimes.net/
に、ライター役として、前回ご紹介させていただきました藤巻暁氏が今度は、スイスの固有品種白ワイン、アミーニュについてたくさん書いてくださいましたので、ご許可を得て、そのまま転載、ご紹介させていただきます。下のタイトルリンクからぜひ、全文をお読みになってみてください。
奥深く粋な、スイスワインの世界 (sommetimes.net)
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ソムリエさんにプティット・アルヴィンを紹介していただきました。
東京の百貨店のワイン売り場にお勤めでもあるソムリエの藤巻暁氏に弊社のプティット・アルヴィンのご紹介をいただきました。許可をいただいて、下に転載させていただきます。(写真は、当サイトが独自に入れさせていただきました。)藤巻氏のプロフィールは、記事の最後にございます。
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藤巻 暁の粋なワイン <3>
生産者:Jean Rene
Germanier / ジャン・ルネ・ジェルマニエ
ワイン名:Petite Arvine
/ プティット・アルヴィン
葡萄品種:Petite Arvine
/ プティット・アルヴィン
ワインタイプ:白ワイン
生産国:スイス
生産地:Valais / ヴァレー州
インポーター:やまきゅういちスイスワイン
参考小売価格:\4,400
このコラムでは、私が粋(Iki=生=活)と感じるワインを色々と紹介させていただきたいと思っております。
スイスのワイン、好きでたまに飲むのだが、美味しいのでもっと色々と飲んでみたい。白ワインの爽やかなのが多くて、これから段々と暖かくなってくるから尚更だ。しかし日本では選択肢の幅が少なくて、どこにでも置いているってものではないところが玉に瑕。あまり馴染みがないのはそんな理由で、前々回の藤巻のコラムで紹介させていただいたカナダのワインよろしく自国消費がほとんどで、輸出は僅か2%程度 (殆ど欧米)、それで経済が廻っているスイスのワイン産業では、わざわざ船で輸出とか、面倒な手続きなどせずとも、それなりに成り立っていることを考えれば、日本のようなファーイーストにまで届けようという考えには及ばないのかもしれない。
でも我々としては、ナイスなワインを飲んでしまうと、もう一度お目にかかりたくなる。 かなりいいスイスワインってあるし、有名な銘柄がいくつもあるのに、色んな理由で日本で容易に入手できないものが多い。そもそも手に入らないものを紹介しても意味がないのだが、今回ご紹介する”ジェルマニエ”は、スイスワインを牽引するような存在のワイナリーだが、なんと偶然にも日本にインポートされてるから嬉しくてたまらないし、紹介させていただかなければならない。
スイスのワイン産地は数カ所あるけど、フランスに隣接してるヴォー州とヴァレー州が知られてて、今回ご紹介のジェルマニエはヴァレー州のワイナリー。この産地がスイス最大のワイン産地で、全体の3分の1が生産されている。ブドウ畑は、フランスに続くローヌ渓谷沿いに 100 キロ以上にわたり標高約 700m の傾斜地に広がっており、ドウの成熟を促進する暖かい風フェーンがあり、晴天が多く年間降雨量が 600mmと乾燥していてブドウ栽培に適している。また、多様性に富んだ土壌により、幅広いブドウ品種から多種多様でユニークなワインが産み出される。
ジェルマニエでも様々なブドウ品種を植えている。とりわけ、スイスワインを語る上でまず最初に出てくる品種であり、スイスで最も絶賛される品種といえば“シャスラ”だが、このジェルマニエでも当然造っている。それはそれはとても綺麗で豊かなワインなので、紹介したくてたまらないのだが、それはまた別の機会にさせていただくとして、今回是非紹介したいのは、ここが造る“プティット・アルヴィン”に尽きる。この生産者に限っては、 個人的にシャスラ以上にこのワインを推したいと思っている。
プティット・アルヴィン。シャスラほど知られてはいないが、これもまたスイスを代表するブドウ品種で、歴史を遡ると古く、しかもここヴァレー州でのみほぼ独占的に栽培され、他の国で栽培されている例が極めて少なく、わずかにイタリアやフランスの一部で少量栽培されているに過ぎないという、完全な固有のスイスのブドウ品種なのである。果皮が厚く、造り方によっては、エキスのあるたっぷりとした感じにつくることもでき、極辛口から甘口のワインまでもつくることができるブドウ品種。
ジェルマニエのこのワイン、若くして飲めば、心地よいピュアでのびやかな酸味が爽やか で、重くなくスムースで口溶けがよく、それほど癖がない。フレッシュなカリンやグレープフルーツ、白桃、メロンのような香りが複雑で、ハーブっぽさも加わって飽きないのがいい。少しだけ硬質的な風味は、ストーンフルーツを思わせるところからなのか、ワイン全体を引き締めてくれている印象のワイン。熟成させて楽しんでる人は、おそらくあまりいないと思うけど、熟成感とともにふくよかで、オリーブオイルのようなリッチさがでて、かなり興味深いものになる。
食卓のお伴に最適だといつも思う。家庭料理全般に悪くなく、軽い前菜やフレッシュ野菜のサラダに、ほどよい酸味のドレッシングでもいいし、出汁の効いた味わいの料理など幅広く合ってくれる。
試す価値ありのワイン、一度ご体験いただきたいです。
<ソムリエプロフィール>
藤巻 暁 / Akira Fujimaki
1966 年、新潟生まれ。ワインバーを併設した東京 渋谷の東急百貨店本店<THE WINE>に て、ソムリエ兼カヴィストとして勤務。大学在学中からワインに魅せられ、世界のワイン 産地を周遊。その後飲食店やワインバーでの勤務を経て現職。現在は、東急百貨店と並行 し、ワインスクール講師、レストランのワインリストの作成、従業員の教育などコンサル タント業や、ワインイベントの企画などの活動をしている。
- 2022.02.19
- 16:21
ワインジャーナリストさんに紹介していただきました。
プロ向けのワイン試飲会場にお越しいただき、弊社のスイスワインをお試し下さったワインジャーナリストさんに、ブログで取り上げていただきましたので、許可をいただき、こちらに転載させていただきます。
綿引まゆみさんのご経歴:「ワインジャーナリスト。ワイン専門誌「ワイナート」、徳間書店「&GP」、一般誌、ライフスタイル誌、料理誌等に執筆。「白ワイン推進委員会」主宰。」
ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ
先週の試飲会の中から、スイスワイン を取り上げたいと思います。
スイスワインは何度も紹介してきましたが、近年のスイスワインのクオリティが非常に高くなってきたのを感じます。
品質向上の理由は、世界市場においての生産者の意識が変わってきたことが大きいように思います。
以前のスイスワインは価格が高いなぁ、まあ、スイスは物価が高いので仕方ないけど、コスパ悪いよね・・・と思っていました。
特に、20年以上前のスイスワインは、よくいえば飾りっけがないけれど、粗野でザックリとし、品質にあまり気を遣っていないものが多かったような…?
それが、ワインのクオリティがメキメキ上がり、洗練され、価格と品質のバランスが取れてきました。
生産者の世代交代もあり、新しい世代は国外のワイン産地で学び、さまざまな知識、情報、技術を身に付けていることも大きいと思います。
市場が求めるワインがわかり、昔のままでは成長できない、と悟ったのではないでしょうか。
今のスイスワインを飲むと、ピュア、洗練、凝縮、軽快、ジューシーさ、などなど、モダンでスタイリッシュな側面を感じます。
もちろん、伝統、熟成のうまみ、安定感、といったものも健在です。
スイスワインをスイスワインたらしめているのは、スイス伝統のブドウ品種です。
スイスには個性的な地場ブドウ品種からつくられる、ほかにないワインがあります。
そうした地場ブドウ品種のワインを探すのも楽しいものです。
ということで、試飲会場で、私のオススメをいくつかピックアップしたいと思います。
スイスワイン選びのポイントは4点で、
1)シャスラ、2)ピノ・ノワール、3)白ワイン仕立てのメルロ、4)地場品種
まずは、シャスラというブドウ品種です。
ワインは白になり、泡のないスティルワインがほとんどですが、スパークリングワインもあります。
画像左端がシャスラ100%のスパークリングワイン「Blanc de Blanc NV
Artisans Vignrons Yvorne」
税別参考小売価格が4,300円。
シャスラ100%のスパークリングはスイスらしいですし、同価格帯の無難なシャンパーニュを買うよりは、ずっとワクワクするのでは?
その右隣2つはシャスラ100%のスティルワインで、造り手は同じDomaine Henri Cruchonですが、ベーシックシャスラが3,200円(税別、以下同様)、グランクリュのノンフィルターシャスラが4,000円。
この価格帯のワインは競争相手がたくさんありますが、白ワイン好き、エレガント系が好きな人なら、スイスのシャスラの選択は大いにあり。
生産地域による違い、AOCによる違いもありますので、ひとくちにシャスラといっても、さまざまです。
右端の「S」のラベルはピノ・ノワール100%の赤ワイン「Servagnin Grand Cru 2018 Domaine Henri Cruchon」。5,300円。
スイスのピノ・ノワールは、メキメキと品質が上がっています。
ピノ・ノワールはお好きな方が多いと思いますが、大本命の仏ブルゴーニュや、カルトワインが多いアメリカをあえて外し、スイスを選ぶのも、これからは当たり前になってくるかも?
こちらの画像の右のピノ・ノワール100%の赤ワインもオススメです。
顔が描かれたラベルが印象的で、造り手はDomaine Chappaz(AOC Valais)
「Grain Pinot Les Essert 2018」7,200円。
その左のワインは同じ造り手の「Fendant la Liaudisaz
2019」で、シャスラ100%の白ワイン。5,200円。
Fendant(ファンダン)はシャスラの別称。
この造り手ドメーヌ・シャパは、価格が他よりやや高めですが、総合的な満足度から考えると、この選択もありだと思えてきます。
右端は、メルロ90%+ソーヴィニヨン10%の白ワイン「Bianca Maria 2019」
スイス南部、イタリア語圏のティチーノ州では黒ブドウのメルロを白ワイン仕立てにすることが多く、これはブレンドですが、メルロ100%の白ワインをよく見ます。
Bianca Mariaの造り手はTenuta Castello di Morcoteで、原産地名称はIGT
Svizzera Italiana。4,000円。
黒ブドウを白ワインに仕立てるのは、フランスのシャンパーニュがよく知られていますよね。
黒ブドウを白のスティルワイン仕立てにする生産者も世界の各地にいて、新規参入もあり、このスタイルは人気があります。
そして、地場品種。
左はアミーニュ100%の白ワイン「Amigne Grand Cru BIO 2019」4,900円
右はユマーニュ・ルージュ100%の赤ワイン「Humagne Rouge 2018」3,800円
どちらのワインもAOC Valaisです。
白品種のアミーニュはヴァレー州の希少品種で、固くリッチで、芳香豊かなワインに、
黒品種のユマーニュ・ルージュは晩熟で、野性的でユニークな芳香が特徴で、樽熟成に向くタイプのようです。
ユマーニュにはブランもあり、ブランの方が希少みたいです。
いずれにしても、どちらの品種もヴァレー州独自なので、色々な地場品種のワインを飲んでみたい人にはうってつけのワインだと思います。
価格も、比較的手にしやすい範囲ではないでしょうか?
上述したように、スイスワインは近年、品質をグングン上げてきています。
以前は少し高いかな、というのが正直なところでしたが、今、品質と価格のバランスがちょうどよく取れてきたところだと思います。
スイスという冷涼な土地柄、ピュアでフレッシュ、エレガントな、洗練されたスタイルのワインも多く、3000~5000円くらいでワインを探す時に、スイスを候補に入れるのは現実的です。
グランメゾンのテーブルに並べられる品格もあります。
ワインの銘醸地はたくさんありますが、スイスのような産地を知っていると、ワイン選びがますます楽しくなってきます。
今回紹介したスイスワインの輸入元は、杉山商事。
「やまきゅういちスイスワイン」で直販サイトがあります
- 2022.02.19
- 13:22
スイス地場固有品種、アミーニュ、グラン・クリュ、BIO認定ワイン
アミーニュ・グラン・クリュBIO2019 、プロの方々の中でも、なかなかセンセーショナルに受け取っていただけておりますのでここで、ほんの一例をご紹介させていただきます。買い付け前の試飲は、もちろん、コロナでスイスに行けない中、日本で済ませましたけれど、ずば抜けて素晴らしい出来でした。
下は、プロの方にいただいたアミーニュに関するコメントです。ご参考まで、許可をいただきましたので、コメントを下にご紹介させていただきます。(写真は、当方の判断で、当社のものを入れさせていただきました。)
「【アルプス山脈が生み出す明媚なグランクリュ】
橙を想起させる 良い意味でやや混濁した果実味と程良い酸味
硬過ぎることなくストイック過ぎることもない滑らかなミネラル感
絶妙なバランス 優美なフォルム
そして、集中して垂直に伸びる 力強くドラマティックに続く長い余韻
土地と葡萄品種の相性の重要性を改めて認識させる地場品種の底力を遺憾なく発揮させた完成度の高い、まさしくグランクリュの風格
これで上代が4,900円は非常に喜ばしい。本来の意味でのReason-ableなワインだ。
スイスはアルプス山脈の深い渓谷。ローヌ河沿いに100kmにもわたり畑が広がるValaisヴァレー州。
グランクリュ認定Vetrozヴェトロ村のBalavaudバラヴォー区画に植っている地場品種Amigneアミーニュから造られる白ワインです。
アミーニュのほぼ全てがヴァレー州でのみ栽培されていることから原産地と思われます。
昔のブドウ品種学ではPetit Arvineプティ・アルヴィンとの関係性を言われていましたが、その後のDNA鑑定によりシャンパーニュ地方における古代品種、Petit Meslierプティ・メリエと親子関係であることが分かっています。
そのアロマティックな個性から甘口ワインも造られています。
土壌は氷河によってアルプス山脈が削られた堆積土、風化した粘板岩。標高480m。 https://goo.gl/maps/UD4HaVyCktGqPRxH7
コンクリートタンクとアンフォラで発酵
アルコール度数 12%
酸度 3.7g/L
BIOSUISSE認定」
(ご紹介のコメントは田中浩史氏よりいただきました。
JSA認定ソムリエ、オーストリアワイン大使、ウィーナー・ゲミシュター・サッツ大使、ワイン学校ワイン講師、冷涼ワイン提唱者、等のご経歴です。)
このアミーニュは、その他、実力あるワインバイヤーさんのいらっしゃる有名酒屋さんなど、たくさんのプロ中のプロの方々に喜んでお嫁入させていただいております。
みな様も、よろしければ、おひとついかがでしょうか?どの写真をタップしていただいても商品ページに飛びますよ!どうぞよろしくお願いいたします。
- 2021.08.13
- 12:49
スイス・ドイツ語圏のピノノワール「No.3」についてのステキなコメントいただいました!
スイスワインのもう一つの名産地、スイスの東の果て、ドイツ語圏のブラウビュルグンダー(ピノノワール)「No.3 ニュメロ・トロワ2016」をお求めいただいたお客様が、ステキなコメントをくださいましたので、ご許可を得て、そのまま転載させていただきます。
寒くて雨模様の休日に、家でゆっくり過ごすの
大好きですよ、好みのBGMと。
...
焼き鳥に合わせたのはドイツ語圏スイスの
ピノ・ノワール。ドイツの国境に違い
産地なのでシュペートブルグンダに近い
雰囲気ですが、気品もあり静寂で、でも
グッと背中を押してくれる説得力と
パワーもあります。
この辺りのワインは地元でほぼ消費を
されてしまいますが、奇跡的に日本に
輸入されています。1700年代創立の老舗ワイナリー
まだまだ地酒の良さに満ちたピノ、
このままでぜひあり続けて欲しいものです。
‘No.3’ AOC Thurgau 2016
Schlossgut Bachtobel,
Switzerland
商品ページはこちらです ↓https://yama91swisswine.com/SHOP/ALSB2016R0001.html
アミーニュ・グランクリュ・BIO 2014を台湾料理と楽しまれたお客様
「アミーニュ, グラン・クリュ, BIO, 2014」をお求めのお客様からこんなにうれしいレポートをいただきました。
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台湾料理店にて、気心知れた友人達との一席 (スイスワインと搾菜、鮑、叉焼)
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アミーニュという、スイス固有の希少品種ですが、アジアンなお料理になぜか...ピッタリなんです。
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搾菜をつまみに一本飲めちゃう位ですが、今回特別にお願いした「手加減なし・本場台湾の味」牛肉のチャーシューは花椒、五香粉、八角等複雑なスパイスが使われていましたが、あら不思議、ワインにも同様のニュアンス(特に花椒)が潜んでいたがマリアージュで花開きました。
・
グラン・クリュですから、アワビの冷製のようなスケールの大きい食材にも負けず。
粘板岩土壌による、粘り気強いテクスチャーもこれら冷菜にピタッと寄り添いました。
「中華にはアミーニュ」キマリですね。
Amigne de Vetroz Grand Cru BIO 2014
AOC Valais
Jean-Rene Germanier
叉焼ワイン「アミーニュBIO」
スイス固有品種、希少種の「アミーニュ」をご注文下さったお客様が、お料理との素晴らしいマッチングを検証してくださいました。叉焼にも、ぴっっっったりだったようです。スイス・ヴァレー州のワインが中華料理やエスニック料理に合うという経験をすることがよくありますが、このアミーニュも、まさにそんな感じですね。
Amigne de Vetroz Grand Cru BIO アミーニュ・ド・ヴェトロ, グランクリュ, ビオ認定,AOC Valais, 2014, 750ml こちらです。↓
https://yama91swisswine.com/SHOP/VLVRJG2014W0001.html
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「スイス・稀少な固有品種アミー
マリアージュ」
アミーニュ大好きです。上品なが
粘板岩土壌らしい独特の粘り気で
辛口ながら微かな残糖感 (これがアジアンな料理に実に合
ビオ認証を受けているグランクリ
ですから、余韻の長さと懐の広い
スケール感はたいしたものです。
マリアージュを検証したくて、今
海老と大葉の春巻き、搾菜とトマ
作り置いてあった豚スペアリブの
比較用のサンマのマリネだけは買
来ました。
結論、ダントツ一等賞は豚スペア
実際、搾菜を肴に延々と飲めます
ワインでなぜこんなにアジアンな
合うか?不思議です。
胡麻油効かせた豚肉料理にもピッ
海老の春巻きも悪くはない。
サンマは。。これはやっぱりピノ
アミーニュ一本引っ提げ、美味し
行きたいです。
ECサイトお客様のFacebook
フルレット・キャトル・プラン。ワインが本当の意味でお分かりで、お好きなお客様、飲食店様に静かに売れています。この4品種ブレンドの白ワインのしみじみとした良さを以下のようにECサイトのお客様のS様が以下のようにご紹介くださいました。ご本人様の許可を得て、転載させていただきます。
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「おうちでアツアツ、チーズタッカルビ」
涼しくなり、とろ~りアツアツなチーズ
料理が恋しくなり、チーズタッカルビに
初挑戦。甘辛いコチュジャンにたっぷりの...
唐辛子と野菜でマリネしたチキンを焼いてから
チーズと一緒に。お一人様用に卵焼き器で
仕上げたら実によい感じ。美味しい~~~~~。
我ながらかなりアグレッシブに辛く味付け
したものの、むしろちょうど良い。
いま巷で大人気というのがわかる、これは
確かに美味しい。
合わせたスイスの4種ブレンド白が
本当にこの料理と合う、合う。
スイス・ラヴォー州のリースリング・
シルヴァネール・ミュスカオットネル・
シャスラのブレンド。
この料理の重心の高さ(チキン、唐辛子)
重心の低さ(チーズ、玉葱、人参)、香り
(コチュジャン)、垂直性、水平性すべてを
丸っと受け入れています。
一本持っていると、和洋中なにかと
重宝する、「一家に一本」な優れものワイン。
'Fleurettes aux 4 Plants' Jean Vogel et Fils Vignerons, AOC Lavaux
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日本橋浜町ワインサロンのFacebookより
日本橋浜町ワインサロンのFacebook https://www.facebook.com/nh.winesalon/ からシェアします。スイスワインをこんな風によく咀嚼(そしゃく)吟味して解釈して書かれた記事は、他ではほとんど無いです。ぜひ、じっくり目を通されてみてください。(なお、サロン主催の田中氏のブログはこちら⇒ http://pecotan.air-nifty.com/katsuyuki/2017/07/post-c3bc.html )
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日本橋の杉山商事で、彼らが輸入する一連の「やまきゅういちスイスワイン」をテイスティングする機会がありました。
スイスにはいろいろな品種があり、細かいことを言っているときりがありませんが、なんといっても白のシャスラーと赤のピノ・ノワールは基本中の基本。このふたつの品種のワインはスイスでは対極的ともいえる表情を見せることが多いのがとても興味深い点です。
つまりシャスラーはほっこりふっくら、ピノ・ノワールはすっきりくっきり、です。スイス=山=冷涼&緊張感と考えると、シャスラー、とりわけレマン湖北岸の西から東にかけて広がる高名な産地、ラ・コートとラヴォーのシャスラーの味はそのイメージとはずいぶんと異なり、むしろ温かくてやさしくておとなしくて滋味深いワインです。
ですから家庭料理にはシャスラー。スイスワインに詳しくない方なら、まずはこの定式を覚えておくのがいいと思います。「家庭料理にもいろいろあるではないか、シャスラーはクリュによって大きく味が異なるではないか、醸造法によっても違う」、と言われればその通りです。それでもシャスラーは緊張感を強いない味...という点は共通しています。そして家庭料理のひとつの重要な本質とは、緊張感を強いない味だということです。
これは抽象的な「質」の話ではありません。例えば洋服を考えてみましょう。社交ダンスにふさわしい服とビーチにふさわしい服は違います。いかによい「質」か、より、それぞれの状況にどちらがふさわしいか、のほうがはるかに重要です。困ったことに、ワインの場合、状況適合性より絶対的な質を重視する傾向にあります。ジャージの上下よりタキシードのほうが「質」がいいと考え、結果として、フォーマルパーティ的なワインばかりが増えて、実際の家庭料理とはノリが違うことになります。
シャスラーにはジャージ的な疲れなさがあります。おとなしいアルコール、おとなしい酸、おとなしい香り、おとなしい構造。そのよさ、そのありがたみがわかる人は、きちんとワインと料理を家庭で楽しんでいる人だと思います。
とはいえ、スイスのシャスラーはスーパーで売っているジャージではなく、譬えるなら、最高級素材を使ったオートクチュールのジャージです。超がつくほどお金持ちの国がスイスです。彼らの日常の一部たるシャスラーは、高級・高品質なカジュアルワインです。キャビアやフォワグラではなく、良質な豆腐と良質の味噌を使った普通の味噌汁です。このような位置づけにあるワインは、世界を見渡してもそうそうありません。
試飲ワインの最もベーシックなアイテム、アンリ・クルションのル・モルジェ2015年(2900円)は、まさにそういったワイン。しっとりとした質感や柔らかい果実味と酸はまさにシャスラーに期待する要素ですし、力の抜け具合が絶妙で、必要な項目をしっかりとおさえつつ、でしゃばることがありません。
スイスワインに詳しい人なら、それは当然のこと。今さらそんな話をするな、と言われてしまいます。確かに、そういう人に向けては、珍しいサヴォワ品種のモンデューズのワインのようなマニアックなものについて語っているほうが受けがいいでしょう。そのドメーヌ・メルムテュスのヴァン・デュ・バクニ2014年(6800円)は、冷涼感たっぷりの、ぴしっとした締まりのある、上品なワインです。サヴォワと異なるスイスらしいモンデューズ表現とは何か、に興味がある方には絶対のおすすめです。しかし多くの人にとってはそれより先に理解せねばならないワインがあります。今の私にとっての関心事は、スイスのシャスラーは万人にとっての基本アイテムのひとつになりえるワインであり、家庭に常備するにふさわしいワインなのだと、多くの人に伝えることです。
本当なら、ヴィネクスポ東京なりフーデックスなりで、他の国々がやっているように、スイスワイン合同ブースを設けて、スイスワイン未経験者に広くテイスティングの機会と基本情報を提供することが必要だと思います。スイスのコアなファンだけとコミュニケーションしていてはもったいないし、素晴らしいワイン、特にシャスラーという稀有な存在に対して申し訳ない。スイスワイン関係者全体でスイスワインを拡販しようというチームスピリットを持つべきです。皆で仲良くして、小さなパイの奪い合いより、皆でパイを大きくする努力をまずはしないと。そもそもスイスじたいも、高級時計や医薬品やネスレ商品や金融商品を売っているほうが何万倍も儲かるわけで、もともと輸出する必要さえないワインのPRに積極的に国家予算を費やすわけがありません。だとすれば関係者の皆で力を合わせるしかないと思うのですが。
最近輸入されるようになったスイスのピノ・ノワールの最高峰、イストワール・ダンフェールのカルケール・アブソリュ2012年(16000円)。美しいスイスの「山」の感じを求めるなら、これ以上のワインはないと言えるほど、すっきりくっきりした姿形。澄み切った見晴らしのよさの中で浮かび上がる、まさにスイス的な精密なディティール。涼し気な赤系果実の香りと緻密なタンニンと硬質な酸。余韻の淀みのない広がりと圧巻の長さ。シャスラーとは逆に、完璧なフォーマルドレス的ワイン。鑑賞して見とれる対象。世界のピノ・ノワールの中でも傑出した抜けのよい空気感があります。高価ではありますが、何と比較してか、ということ。コート・ド・ニュイ1級と同程度の値段ですが、これは1級の味ではなく、グラン・クリュの味です。
〈田中克幸〉
自由ヶ丘「プティマルシェ」石島シェフのFacebookから
自由ヶ丘の老舗フレンチ「プティマルシェ」 http://www.petitmarche.info/ は、いつも地元の根強いファンを始め、多くのお客様でにぎわっています。オーナーシェフの石島シェフがスイスのロゼワイン「オイユ・ド・ペルドリ」をこんな風に紹介してくださいました。
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オイユ・ド・ペルドリ
スイスワインを代表するロゼワイン「やまうずらの目」という意味、ヌシャテル湖畔で伝統的にピノノアール100%で造られてきました。
ピンクグレープフルーツなどの果実の香りや、白コショウなどのスパイスも感じられる複雑な香り。わずかな甘みと落ち着いた酸味のバランスが素晴らしい春にピッタリのロゼです。