このミレジメ2017年産は、パーカーポイント91点、翌年の2018年産は、スイスエアのファーストクラスに搭載実績のある銘品です。
スイスワインらしい、エレガント軽やかなメルロー、こんなメルローもあるんだ!と、お楽しみいただきたい逸品です。
スイス・ティッチーノ州Morcoteモルコーテに1930年創業のワイナリーTetuta Castello di Morcote テヌータ・カステロ・ディ・モルコーテは、ルガノ湖を上からのぞき込むような高台に位置し、その城跡とともに、スイスで最も美しいワイナリーのひとつと言われています。
ブドウ畑の所有地は全部でおよそ12ヘクタール。土壌のほとんどが2億5千年前のアルプス造山活動により出来上がった火山性赤色斑岩(red porphyry)で、この地質がカステロ・ディ・モルコーテのワインを特徴づけています。
標高300~450メーター、おもに地中海性気候が複雑に入りくみ、傾斜に富んだ地形に多様な影響を与えています。
とても美しく、バイタリティーあふれ魅力的な現・女性当主が6年前より有機無農薬ブドウ栽培を始めました。
スイスとイタリアとの国境の地、ティッチーノ名産のメルロー品種赤ワインです。
非常に雨量が多く、湿潤なこの地では、ブドウ栽培技術が発達していなかった昔は、フィロキセラ被害の後に、メルロー品種くらいしか育てることができなかったとのこと。
メルロー主体のこの赤ワインは、生産者名「カステロ・ディ・モルコーテ」がそのままワイン名になっていることからもわかるように、この生産者のフラッグシップワイン。
15日間のマセラシオンの後、アルコール発酵、新樽と2年目のフランス製小樽を50%づつ使用し、12ヶ月~15ヶ月熟成。
メルローらしさあふれる果実味や重厚さも表現しつつ、やはり、スイスワインらしい繊細さ、エレガントな面も感じる上品な赤ワインです。
特に、2017年産のこの地のメルローは、素晴らしい収穫年の成果を発揮しています。
ぜひ、お飲みになる1時間以上前に抜栓されることをお勧めします。角張った酸が取れて、可憐でエレガントな表情を見せ始めます。
品種:メルロー90%、カベルネ・フラン10%
土壌:火山性赤色斑岩土壌
アルコール度数:13.5 %
総有機酸量:5.9 g/l
果糖ブドウ糖 : 0.5 g
取得認証:BIOスイス/CH-BIO-006