ヴァレー州中央部、ピノノワールに特に適した素晴らしいいくつかの区画由来の選果されたブドウを使って造られたピノノワールです。この生産年のワインは、特にふくよかな果実味と優美さを有して醸造されました。長期間の冷却でのマセラシオンは、特に果実味と美しいワイン色を抽出させることに成功しています。そののち、1部は、伝統的な方法でステンレス槽で、もう一部は、樽の中で1年間の熟成。単に軽いだけではない、上質なタンニンに裏打ちされたしっかりとしたストラクチャーに支えられ、上品でクールな繊細さも併せ持つスマートなワインに仕上がっています。
<テイスティング>
複雑で、深い香りを持つ緻密で調和のとれたワイン。上品な軽やかさ、繊細で、どこか都会的な感じもします。
口に含むと、ビロードのようにしなやか、カシスやフランボワーズのような小粒の赤系の果実の香りを伴ない、また、胡椒や甘草といったスパイスの香りの美しい調子も伴います。
<テクニカルデータ>
品種:ピノ・ノワール100%
土壌:氷河堆積土壌、沖積土壌
ブドウ栽培環境:ヴァレー州中央部
pH:3.68
醸造:アルコール発酵の後、一部、樽での熟成。
酸度:4.9 g/l
アルコール度数:13.1%
<合わせるお料理>
鶏肉や、魚にも。軽やかで繊細な料理に合います。前菜料理にも。