しゃすら店長日記

しゃすら店長日記ライター第1号さん!決まり!

しゃすら店長日記っていうのは、しゃすら店長が書くから、しゃすら店長日記なんですけれど・・・。

でも・・・。しゃすら店長がスイスで輸入を決めて、直接仕入れたワインをしゃすら店長自らが手を換え、言葉を換えてお勧めしたところで、しょせんはやっぱり「手前味噌」。たまには、他の人に書いていただいて、評してもらったり、表現してもらったり、そうゆうのも楽しいんじゃないかしら?全然違うスイスワインの表情が見えてこないかしら?

ということで!

じゃ~んと、登場、御紹介するのは、そんなしゃすら店長日記のライターさん第一号!!ペンネームも決めたいのだけれど、う~ん、なかなかピッタリくる名前が思い浮かばないので、また後日。

ライター第一号さんは、ワインへの造詣が深いことはもちろんのこと、そこはかとなく雅(みやび)な上品さが漂う趣味人というか・・・。学者さんだけあって、ちょっと浮世離れした風情もたたえておいでです。先日、ご飯をご一緒していただいた時のことを書いてくださったので、さっそく下に載せますね。(写真は、しゃすら店長が撮ったものを挟んでいます。)

このときは、スイスのドイツ語圏のピノノアールを一緒に飲んでいただきましたよ!次回の日記に説明しますが、菊の御紋の塗りの盃で!そうそう、予告ですが、このスイス・ドイツ語圏のピノノアール、目下、輸入の段取りに入っています!日本初お目見えですよね、ドイツ語圏のピノノアールなんて。楽しみにしていてくださいね!!

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麻布牛坂にてスイスの太陽に出逢いしこと

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「よくできたワイン」などというと、どうにもオコガマシイ感じがしてしまうけれど、あえていわねばならない。「よくできたワイン」は、ただ美味しいばかりではなくて、そのテロワールをありのまま、髣髴とさせてくれるもの。

ワインを生み出す背景のすべてをさす「テロワール」という言葉には、地質、土壌、気候や地理、歴史ばかりか、その土地に生きる人びとの気質や性格まで含まれる。したがってスイスワインといえば、緻密な時計職人キャビノチェのように、実直で、信頼でき、奥ゆかしい味わいのアイテムがもっぱら、ということになる。

だから、「よくできたワイン」を飲むと、そのワインが育まれた地を旅するような、その土地の人びとと会ったような、そんな気持になる。

そんな、赤ワインに出逢った。

「今度の旅でみつけた、スイスワインなんですよ。」

と、しゃすら店長。

スイスのシュペート・ブルグンダー、つまりピノ・ノワールは、比較的若いうちから練熟の味わいが乗ってくるのも特徴のひとつ。例えば、小さな歯車を磨き続け、小宇宙を長く旅したキャビノチェには、40歳でも老師のような風格をたたえた人が多い・・・そんな感じ、か。

しかし、このワインには、加えて抑制の効いた華やかさがあった。職人というよりは、気難しい職人の父親が目の中に入れても痛くない、明るい末娘。グラスに鼻を近づけると、ふわっと日向の香りが立って、それが鼻孔の奥で収縮し、ラズベリーになった。心地よく、至極まろやかな酸がとてもチャーミング。これは、シュペート・ブルグンダーというより、ピノ・ノワールと呼んだ方が相応しい。同席していたKさんも、そう思ったらしい。

 「日当たりの良い、温かなところで育ったピノですね。」

 「あの山を越えたらリヒテンシュタイン、という国境近くで造られたワインです。」

 「ああ、山が風をさえぎって、温かいのですね。ぶどうが熟する夏の終わりを、ゆっくりと過ごしたのでしょうね。」

Kさんの脳裏には、すっかりこのワインを育んだ情景が見えているらしい。まるで、解析度の高い遠眼鏡を覗いているような透明感がある。こういう「よくできたワイン」は、場合によっては地図よりも解りやすく、地理情報を伝えてくれる。

ワインが喉の奥へと落ちたのち、鼻をくすぐる香りの中に、かすかなマンダリンオレンジがあった。スイスの、夏の終わりの、太陽を髣髴とさせる、奥ゆかしい程度に。

もう一度、Kさんが呟いた。

 「日当たりの良い、温かなところで育ったピノですねぇ。」

しゃすら店長日記

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