しゃすら店長日記
スイス出張レポート14
カーヴ・ウヴェルトは、何人なりともワイナリーを訪問できて、みんなと一緒にワインを試飲できるお祭り。でも、その日は、インポーターとしてのワイナリー訪問でした。再び、ダメ押しのヴァレー州へ。

出迎えてくれた方は、この方。偉い人なんですよ!!立場もお有りで、多忙極めていらっしゃる、いっつも。でも、私のバッグを持たされてる。「ちょっと写真撮りたいのにバックが邪魔なんです・・・」って私に頼まれてちゃって。
スッテキなレストランに連れて行ってくださいました。ヨーロッパには、どこの都市にも必ずある旧市街の中にありました。

なにせ、次のアポがすぐに入っているとのことで、さっさとメニューを決めます。フィレ・ド・フェラです。スイスの湖に棲む淡水魚のソテー、名物料理ですね。私を連れて来て下さった方の大好物料理とか。。。お魚が美味しいお店ということでしたので、私も同じものを頼みました。
合わせたワインは、これです!!!そして、この方!何度も言いますが、この方、えらい方なんですよ。こんな風にしてくださっているのですが・・・。その名もジル。

好物料理を前に、ご満悦のジルです。

スイスの淡水魚料理って言えば、フィレ・ド・ぺルシェって言って、小魚のムニエルでしょうか、必ず、ポテト料理(ポテトフライが多いかな)と、レモンが付いてくるのですが、やっぱり、ジャガイモが付いてきました。向かって左のお皿にオシャレなタルト風に乗っているのがそれです。
私をワイナリーに置いて、次のアポに向かったジル。醸造担当のマリーとワインの試飲です。個人的に一番よかったのは、Amigne アミーニュというスイス地場品種(白)のグランクリュ、BIO仕立てでした。はい。入れますよ。待っててね。高いけど。「高っか~~い!!」って言われちゃうんだろうな~。。。とほほ・・・・はい、でも、入れる。これを入れなきゃオンナが廃る。

やまきゅういちスイスワインがすでに輸入しているシラー品種の銘品「Cayas カイヤス」を貯蔵しているカーヴで写真を撮っていました。全国のカイヤスファンのみな様!!!って、まだそんなにいないか・・・(笑)あはは。これ、みんな、カイヤスですよ!!!壁が鏡なので、私が写り込んでいます。

ふと気が付くと、私の隣にまた、この方が・・・。ジル~~~。きっと、すでに出来上がっていたであろうジルのスケジュールに割り込んだのは、私の方なんです。でも、なんとかやりくりして、私と食事をする時間を捻出し、そして、すでにあったアポイントひとつ済ませて、とんぼ返りでワイナリーに戻って来たのでしょう。

手にしていたのは、これ。私にくださるとおっしゃるのです。でも、しゃすら店長、丁重にお断りしました。

だって、ほんとうに欲しかったのは、息子が生まれた1993年ミレジメの、さっきのアミーニュだったから。「あ、そっちのよりも、こっちの方が欲しいの・・・。」って、ホント、図々しいです。こんな偉い人に向かって、遠慮なんてあったもんじゃないです。「あ・そ。それなら、それでもいいよ!」ってジル。

それでも、忙しくってたまんないジル、駅まで私を送ってる時間なんて、ないのです。「全然、大丈夫よ!バスで帰るから。」って返事する私に、バスの時刻を教えてくれました。
バスの時間が来たので、自信満々にバス停に向かうと、事務所の窓から顔出して大声で私の名を呼ぶジル。「違うよ!!!反対方向!!道路渡っちゃ、ダメでしょ!!反対!こっち側のバス停でしょ!!」残した私を気にして、外を見ていてくれたのでしょう。
「へ??!!!」そうでした。反対方向でした。初めて来たわけでもないのに、どうして、わかんなくなっちゃうんだろう・・・。
そうなんです。とことん方向音痴のしゃすら店長。友だちの家の中でもトイレに行くつもりで玄関のドアを出てしまうのです。

ワイナリーから50歩ぐらいのところにあるバス停に着いて、ふと上を見ると、空は、こんな風でした。手には、ジルがワイン用の紙袋に入れてくれた1993年のアミーニュ。
- 2016.05.14
- 04:49
- しゃすら店長日記













